はるの街角

カリフォルニアで子供3人と暮らす駐在妻のブログです

小学校

週に1度アメリカの小学校のボランティアに入っています。
今日も今からボランティアに向かいます。


毎回思うことは、
「アメリカの小学校、楽しそう!」


そう思うのは、私が自分自身が過ごした小学校の記憶と比較しているからなんだと思います。


(以下、小学生の頃の記憶)
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私が小学生だったとき、楽しかった時間は、音楽と図工と体育。
理科の実験もそこそこ楽しめたけど、国語も社会も退屈で仕方なかった。


なんで嫌いかって、音読があるから。
クラスのみんなで順番に読んでいく。
当てられたら声を出して読む。
漢字を間違えて読んでしまった子は、周りからクスクス笑われ、恥をかく。


今でも覚えている。


”様子”を”さまこ”と読んでしまった男の子のかわいそうな姿が。
クラス中が、大爆笑の渦と化す。
「さまこ、だってー!」クスクスと笑いが静まることがなく、
立ったままの無言でうつむく男の子の姿。
今でも鮮明に覚えている。
背景に見える窓越しの青空とは対象に、その子の周りにだけ灰色の影が広がっていたことを。



「さまこ」と読み間違えることはなかったけれど、漢字に自信のなかった私は、
いつか自分がこうなるのではないかと、その時から、もっと国語の授業が嫌いになった。



漢字テストが100点であれば、シールをもらえる。
直径1センチほどの、丸い小さなシール。
それを、黒板の横に掲示しているポスターにはっていく。
ポスターにはクラス中の子供たちの名前が、あいうえお順に横に並んでいて、
自分の名前の上に、そのシールを貼っていく。


毎日テストはあったから、一目でだれが優秀かがわかる仕組み。


紙からはみ出す程、高く高くシールが貼られている子もいれば、
まだ1枚も貼れていない子もいる。
さまこ、と読んでしまった子の名前の上には一枚のシールがなかった。


私は、5枚くらい。
一番とっている子なんて、30枚くらいシールのタワーが出来上がっているのに。
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なんとも暗い記憶ですよね。



次のブログでは、アメリカでの楽しい授業風景をお届けしたいと思っています。