いく先のはる

カリフォルニアで子連れ生活3年目

一筋の光

子連れ海外生活

子供3人に恵まれ、海外駐在という恵まれた環境で生活をしていても、
我慢し、悩み、不安になることも沢山あります。


産後うつだったのか、1人目を出産後にも気分の晴れない日が多くあったけれど、
そんな時に私を救ったのが新聞でした。
社会と繋がりを感じ、一瞬にして、気持ちがその場から離れ、違う世界に導かれ、
現実の問題を客観視して見えて、とても楽になりました。
生活コラムを読むのも好きで、お悩み相談等、自分にはない問題を抱える人に対して、
共感したり、こんな境遇もあるのだと驚かされたり。


今でも紙の日本の新聞が恋しくなる。


インターネットでニュースや情報を仕入れることは出来るけれど、
紙の新聞を読んで至福の時を得る感覚とは違う。
新聞を読むことが出来る時間があるって、贅沢な事だったなぁ。


植物の根は大地がないと育たないように、
心の根も、自分以外の誰かを思い描く事で育つような気がして。
そこから感じる愛情や悲しみを通して、
そういう点で新聞は私の心を安定させていたのかもしれない。



最近は、日本の新聞を手軽に手に入れることが出来ないので、
心が弱っていると感じるときは、本を手に取るようにしています。


先日もタイトルにひかれて読んだ本。
お坊さんがくれた涙があふれて止まらないお話。

お坊さんがくれた 涙があふれて止まらないお話 (PHP文庫)
お坊さんがくれた 涙があふれて止まらないお話 (PHP文庫)
PHP研究所


アメリカの図書館に置いてありました。
タイトル通り、涙があふれて心が晴れてくる。
じわじわと私の心の根が生えて、
しっかりと根付いた気がしました。しばらくは、心が落ち着ついていられそうです。