一筋の光
子供3人に恵まれ、海外駐在という恵まれた環境で生活をしていても、
我慢し、悩み、不安になることも沢山あります。
産後うつだったのか、1人目を出産後にも気分の晴れない日が多くあったけれど、
そんな時に私を救ったのが新聞でした。
社会と繋がりを感じ、一瞬にして、気持ちがその場から離れ、違う世界に導かれ、
現実の問題を客観視して見えて、とても楽になりました。
生活コラムを読むのも好きで、お悩み相談等、自分にはない問題を抱える人に対して、
共感したり、こんな境遇もあるのだと驚かされたり。
今でも紙の日本の新聞が恋しくなる。
インターネットでニュースや情報を仕入れることは出来るけれど、
紙の新聞を読んで至福の時を得る感覚とは違う。
新聞を読むことが出来る時間があるって、贅沢な事だったなぁ。
植物の根は大地がないと育たないように、
心の根も、自分以外の誰かを思い描く事で育つような気がして。
そこから感じる愛情や悲しみを通して、
そういう点で新聞は私の心を安定させていたのかもしれない。
最近は、日本の新聞を手軽に手に入れることが出来ないので、
心が弱っていると感じるときは、本を手に取るようにしています。
先日もタイトルにひかれて読んだ本。
お坊さんがくれた涙があふれて止まらないお話。
アメリカの図書館に置いてありました。
タイトル通り、涙があふれて心が晴れてくる。
じわじわと私の心の根が生えて、
しっかりと根付いた気がしました。しばらくは、心が落ち着ついていられそうです。

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