いく先のはる

カリフォルニアで子連れ生活3年目

土曜のケーキと日曜の型抜きクッキー

子連れ海外生活

それにしても天気がいい。
春夏秋は、ほとんど雨が降らない。



お洗濯の心配をしなくていいことがこんなにもストレスフリーだなんて。


そのうえ、家に洗濯乾燥機までついている。
食洗器も大きなものが備え付けられているし、コンロも4つある。
主婦にとっては、贅沢な日常だと改めて感じる。


子供も天気を気にせずに外で走り回れるし、
ここは、どこだ?天国か?





日本では、
天気が良く洗濯物が乾く日が幸せで、
雨が降ると憂鬱で。
そんな浮き沈みを感じることが出来ないのは、逆に不幸なのか?



いや、毎日天気が良い。
これに勝るものはない。
やっぱり、天気が良いということは住み心地がいいという事。


土曜にケーキを焼く余裕も、
日曜日に型抜きクッキーを娘たちとする余裕も、
この天気が与えてくれているんだろうと、この街の天気に感謝する。

言いすぎる母(私)

子連れ海外生活

宿題を帰ったらすぐにやる子と、宿題をやりたがらない子。
小学校低学年の子供を想定して、
どちらが、将来自ら勉強する子になるのか。


私は、後者だと思うのです。


私の子供はどちらかというと、学校の宿題を先に終わらせるタイプ。
そして、それ以上の教材は強制されなければ取り組まない。
私が「宿題やったの?」とうるさいからね、
私が宿題を早く終わらせるように仕向けてるだけなんです。


「宿題を始めるまでに時間がかかって・・」と嘆くお母さんも多いですが、
その子供たちは、宿題よりもやりたい遊び(工作や絵や歌、見たいアニメ、友達との交流)があって、そちらを優先しているだけ。
今、自分に必要なのは、遊び!だと思っているんですよね。


それって、周りからどう言われようと、
自らの意思で、自分の行動を決めているという自主性があるということでは?
っと考えるようになりました。


きっと、来るんですよ。
「あ、勉強しないといけないんだ!」って。
中学なのか、高校なのか、大学なのか、その時期が来た時の、その子たちの爆発力って、
帰ってからすぐに勉強をする、いわゆる、
『言われたことはきちんと出来るけど、自らの意思で決められない子』に
勝って、結局将来活躍できる大人になると思うんです。


だから、焦らないで、大丈夫。
お母さんは毎日イライラして、「子供にどうやったら宿題をやらせられるのか。」とため息ばかりかもしれないけれど、大丈夫だと思うです。
子供は挫折して失敗して、気づいて成長するんです。


全員がそうって訳では、ないけれど。。。


素直に言うことを聞くかわいい我が子たちですが、
「自分で考えて動ける人にならないとね。」と口酸っぱく言っています。
それも、言いすぎたら逆効果なのかな・・・、とも思いつつ。
挫折して失敗して、それを見守る事が必要と思いつつ。

一筋の光

子連れ海外生活

子供3人に恵まれ、海外駐在という恵まれた環境で生活をしていても、
我慢し、悩み、不安になることも沢山あります。


産後うつだったのか、1人目を出産後にも気分の晴れない日が多くあったけれど、
そんな時に私を救ったのが新聞でした。
社会と繋がりを感じ、一瞬にして、気持ちがその場から離れ、違う世界に導かれ、
現実の問題を客観視して見えて、とても楽になりました。
生活コラムを読むのも好きで、お悩み相談等、自分にはない問題を抱える人に対して、
共感したり、こんな境遇もあるのだと驚かされたり。


今でも紙の日本の新聞が恋しくなる。


インターネットでニュースや情報を仕入れることは出来るけれど、
紙の新聞を読んで至福の時を得る感覚とは違う。
新聞を読むことが出来る時間があるって、贅沢な事だったなぁ。


植物の根は大地がないと育たないように、
心の根も、自分以外の誰かを思い描く事で育つような気がして。
そこから感じる愛情や悲しみを通して、
そういう点で新聞は私の心を安定させていたのかもしれない。



最近は、日本の新聞を手軽に手に入れることが出来ないので、
心が弱っていると感じるときは、本を手に取るようにしています。


先日もタイトルにひかれて読んだ本。
お坊さんがくれた涙があふれて止まらないお話。

お坊さんがくれた 涙があふれて止まらないお話 (PHP文庫)
お坊さんがくれた 涙があふれて止まらないお話 (PHP文庫)
PHP研究所


アメリカの図書館に置いてありました。
タイトル通り、涙があふれて心が晴れてくる。
じわじわと私の心の根が生えて、
しっかりと根付いた気がしました。しばらくは、心が落ち着ついていられそうです。